ジャニヲタです!
ちょっぴりエッチな妄想ラブストーリーを連載中♪
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キッカワ君とナガセ君〜つぶやきジャ日誌2011年12月
学生時代のクラスメートにファミレスで再会!

クラスでふたりだけキッカワ君のファンだったのだ。

懐かしくて「FNSみた?」と言いたくなっちゃった(^o^)



おじさんになったキッカワ君が、テレビでTOKIOとセッションしてたり…そのすぐ後に昔のファン友達と遭遇したり。

運命の鎖が繋がった気がする。



水球の選手だったキッカワ君。

アイドル時代は運動神経抜群だった。

長い脚を自分の頭より高く蹴りあげ、キックでシンバルを鳴らす演奏方法をあみだした。

バク転だってこなせる人だったよね?



ローラースケートはナガセ君も得意なの。

今はカラダが重くなって、キスマイのようには動けないかもしれないけど。

スケートボードもバイクも、彼は車輪のついてるものの扱いはうまいのよ。

やれば踊ることもできるのよと熱く息子に語る母。

ウザがられても語り継ごうとする心(大事!)。



最近は私のタイムラインでもTOKIOに好意的な人が増えた。

若いヲタの子が”TOKIO兄さん”と呼んで彼らを慕ってくれている。

嬉しい。

「P担だった私の時間を返せ」とやまぴーがNEWS担から罵られる中、TOKIOの株は上がっている。

運命とは皮肉なものだ。。。

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るんるん関連エントリー
・王子様のお遊び〜つぶやきジャ日誌2011年2月
・山PとTOKIOと平成ジャンプ〜ジャニリハビリ
・平成の兎、昭和の虎
J食系女子のおしゃべり日記2011〜「リーダーの握手会に行く」の巻
妄想アイドルにファンが語る、実話をもとにした日記的エロトークを読みきりで復活!

本日の聞き手は、バンドのリーダーで、詩人でギタリストのあの方です。



ま「リーダー」

茂「お」

ま「もう握手会終わっちゃった?」

茂「今さっき終わって、お開きになったところやで」

ま「んー、ちょっと遅かったか」

茂「なんや、オレと握手したかったんか」

ま「本にサインしてもらえるっていうから」

茂「詩集を出版したんや」

ま「リーダーすごいよね」

茂「詩集なんて普通は出せへんで」

ま「アイドルで20年がんばると詩集が出せるんだね」

茂「自伝でも暴露本でもない、正真正銘のポエムや」

ま「自意識の塊みたいな文集だよね」

茂「クサい詩は得意なんや」

ま「作詞もしてるもんね」

茂「CDにもなってるで」

ま「リーダーの作詞した曲は、聴いてると顔が赤らむ」

茂「恥ずかしいやろ」

ま「うん、恥ずかしい」

茂「その恥ずかしさが一部のファンの心をつかむんや」

ま「それ私かも」

茂「詩集に名前入りでサインして、ひとりひとりと握手するで」

ま「握手込みのサイン本だよね」

茂「欲しいやろ?」

ま「うん」

茂「ここまで来たんやもんな」

ま「リーダーと握手できるんなら買おうと思ったんだよ」

茂「ポエマーでギタリストでアイドルの握手会や」

ま「40過ぎても結婚もしないでアイドルやってくれてるんだね」

茂「アイドルに定年はないで」

ま「ずっとやっててほしいよ」

茂「女と酒飲んでるといまだに写真週刊誌に載るんや」

ま「リーダーがよければそれでいいよ」

茂「なんや、ヤキモチも妬いてくれへんのか」

ま「40過ぎても結婚もしないでアイドルやってくれてるんだもん」

茂「お国のために働いてきたんや」

ま「本当にそうだよね」

茂「アイドルは国民の偶像やからな」

ま「40過ぎてもまだアイドルなんだもんね」

茂「いつでも恋人募集中やで」

ま「40過ぎても恋愛は模索中なんだもんね」

茂「たまに女と飲むぐらいええやろ」

ま「うん、知らないコだし」

茂「オレは無名の女としか遊ばへん」

ま「アイドルとしてのポリシーなんだね」

茂「アイドルのかがみやろ」

ま「感心はしないけど、参考ぐらいにはなるよ」

茂「若いヤツらの手本になるような遊び方を見せとるんや」

ま「手本にはならなくても参考にはなるよ」



茂「オレの握手会に並びにきたってことは、オレのファンなんやろ?」

ま「ううん、山下担」

茂「山下の担当か」

ま「うん」

茂「なんでヤマピーのファンがこんなところにおるんや」

ま「ヤマピーがNEWS辞めてソロになるとか言い出して」

茂「そういや脱退したんやったね」

ま「グループのリーダーが脱退だよ」

茂「オレがソロ活動のためにトキオを抜けるようなもんやな」

ま「脱退ってメンバーがするものだよね」

茂「普通はそうやね」

ま「リーダーのやり方についていけないとかグループの方針に合わないとか」

茂「メンバーならいろいろ理由つけて辞めるのもアリやね」

ま「リーダーのくせに脱退って」

茂「今までにないパターンやな」

ま「誰もやらないことをやりたかったのかな」

茂「ジャニーズ史上初やないか?」

ま「NEWSだって自分のために作られたようなものなのに」

茂「ヤマピーを中心にして結成されたグループやもんな」

ま「NEWSならヤマピーしか知らない人だって、世の中にはたくさんいるのに」

茂「いまだにそうなんか」

ま「なに考えてるんだか」

茂「ソロでやりたかっただけやろ」

ま「今までだってさんざんソロ活動してきたじゃん」

茂「本格的にソロ活動に専念することにしたんやろ」

ま「ソロしかやりたくないからソロに専念することにしたのかな」

茂「それは本人にしかわからんことや」

ま「ヤマピーはソロでやっていきたいんだろうなって感じてたよ」

茂「ファンに感づかれるようじゃあかんやろ」

ま「NEWSの活動に興味なさそうだったもん」

茂「それを感づかれるようではあかんなあ」

ま「せっかく明大を出て、大手事務所でメジャーデビューできたのに」

茂「なんやドラ息子の愚痴言いにきたんか」

ま「私はお母さんになりたいわけじゃありませんっ」

茂「それじゃまるで有名大学を出て名前の通った大企業に就職できたのに、突然クリエイターになりたいって言い出して会社辞めた息子の相談に来てる母親やで」

ま「ファンを母目線にしてるようじゃあかんよね」

茂「セクシー担当としての自覚に欠けとるな」



ま「脱退のショックでリーダーの握手会に来ちゃったよ(笑)」

茂「オレと握手したかったんやないんか」

ま「たとえ山下の担当や長瀬のファンが並んでても、ボクのファンや、トキオのファンやと思って握手してくれるんでしょ?」

茂「山下はトキオと関係ないけどかまわんで」

ま「昔、長瀬君とドラマで共演させていただいたことが」

茂「そうやったんか」

ま「10年ぐらい前に」

茂「長瀬と共演した後輩はたくさんおるからな」

ま「お世話になっておきながら、その後連絡もせずに不義理してると思うんだけど」

茂「オレらもあんまり後輩と遊ばんから気にせんでええよ」

ま「リーダーって心が広いよね」

茂「アイドルがファンを選んだらあかんやろ」

ま「山下の担当でも長瀬のファンでも、リーダーの握手会に並んでいいんだよね」

茂「あいつばかりモテておもしろないなんて言うてたらトキオは先細りや」

ま「さすがリーダーだね」

茂「いつも全体のことを考えてるんやで」

ま「未来のことも視野に入ってるんだね」

茂「今がすべての若い連中と同じに見えるか?」

ま「おっさんに見えても中身は少年」

茂「アイドルは永遠の少年でいなあかん」

ま「気持ちは少年のまま、オトナの余裕や深みを出していくんだね」

茂「会が終わった後でも、時間が許せばできる限り握手するで」

ま「うっポロリ

茂「嬉しくて泣いとるんか」

ま「おもいがけず人の優しさに触れて」

茂「まあ、突然担当にグループを脱退されたら泣きたくもなるわな」

ま「行くところがなくて」

茂「担当が脱退して、ファンもグループを失ったんやな」

ま「寄る辺ないって、こういうことを言うのかも」

茂「山下がソロになったから寄るユニットがなくなったんか」

ま「ファンもひとりぼっち」

茂「ソロはひとりでやるもんや」

ま「ヤマピーがリーダーでいてくれたから、NEWS担としてファン同士も仲よくやってきたのに」

茂「これを機にトキオを応援してや」

ま「前からこっそり応援してるよ」

茂「これからは大手を振って応援してや」

ま「ジャニヲタなのにトキオのファンて」

茂「トキオもジャニーズなんやから、なんの問題もないやないか」

ま「トキオならもうジャニ縛りなんかいらないんじゃ」

茂「オレらはジャニーズらしくないんか」

ま「恥ずかしくてヲタの間では言いにくいよ」

茂「ファン心理は面倒やなー」

ま「リアルでなら堂々としてられるけどね」

茂「若い男に揺らいだわけでも、顔で選んだわけでもないっちゅうことか?」

ま「NEWSやエイトは知らなくても、トキオのメンバーを知らない人はいないよ」

茂「トキオは紅白にも出とる」

ま「トキオが解散もせずにアイドルグループでい続けてくれて嬉しいよ」

茂「ソロになりたいってことは、アイドル辞めたいって言ったようなもんやからなあ」

ま「ヤマピーは、アイドルとアーティストの間ぐらいの存在でいたいんだって」

茂「なんやハンパやなあ」

ま「もうお手振り曲なんか歌いたくないのかな」

茂「ジャニーズのファンは、タレントと手を振りあうのが好きやからな」

ま「一緒に『ラブラブ&ピース』歌ってもいい?」

茂「そういう曲が好きなんじゃ、アイドルでい続けてほしいわなあ」

ま「なんでオレだけここにいるんだろうって気分だよ」

茂「今の心情に歌詞がおうとるんか」

ま「やってらんないよね」

茂「考えるのに疲れてやさぐれはじめたんか」

ま「ジャニヲタのバカ女だもん」

茂「そういう女が長瀬を応援してくれるんや」

ま「難しい事情なんてわかんないよ」

茂「人間なんて単純な生き物や」

ま「そうでなきゃ、こんな世の中を生きていけないよね」

茂「都合よく考えてポジティブにいかんとな」

ま「こんなにたくさん歌詞をネタにしても、ごく一部の人しかわかってくれないのがせつないよ」

茂「トキオの曲はメジャーやないからなあ」

ま「なんで『ラブラブ&ピース』は教科書に載ってないの?」

茂「たいして売れんかったからやろ」

ま「スマップは載ってるのに」

茂「売れたからなー」

ま「ヲタじゃない女子高生が、トキオの歌は『空船』ぐらいしか知らないって言ってたよ」

茂「電車のCMソングもけっこうヒットしたんやけどなあ」

ま「それもけっこう昔だよね」

茂「中高生は知らんかもしれんなあ」

ま「どうしてスマップは国民的アイドルで、トキオはマニアックなアイドルなんだろう」

茂「時代がトキオにマッチしなかったんやないか?」

ま「キムタクと長瀬君て似てるよね」

茂「顔の系統は同じやね」

ま「同じ事務所にいて同じような顔してるんだから、売れない理由はひとつだよね」

茂「事務所の推しが足りんかったんかなあ」

ま「もっとプッシュしてれば、トキオはスマップになれたかもしれないんだね」

茂「トキオもたくさんCD出しとるで」

ま「その中で1曲か2曲しか知らないって言われたんだよ」

茂「爆発的にはヒットしなかったからなあ」

ま「トキオって不憫なバンドだよね」

茂「その不憫さが一部の人間の心をつかむんや」

ま「不憫で残念だから、せめて私だけでも応援しようって気になるよ」



茂「トキオがスマップになってたら、今頃オレの握手会に並んでないやろ」

ま「キムタクの握手会になんか行けないよ」

茂「なんでや」

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[妄想おとぎ話]王子様と私〜妄想妊娠
私と野獣編の最終話です。

大男のTOMOYA様とお母さんの関係はいかに?



10ヶ月後。

P王国に春がやってきました。


私「おはようございます。王子様」

山「おはよう」

私「気持ちのいい朝ですね」

山「もうすっかり春だね」

私「JINは起きてますか?」

山「今たたき起こしたよ」

私「JIN〜、朝のお散歩に行くよ〜」

仁「あー、ねみー」

私「あ、JINまた太ってる」

山「冬の間にゴロゴロしてて太ったんだ」

私「せっかく痩せてきたのに」

山「ビシビシ走らせてやってよ」

私「はいっ。JIN、走るよっ」

仁「走りたくねー」

山「せっかく種馬として買ったのに、いつまでも痩せられないからペットのままだ」

仁「もうオレこのままパンダでいたいよ」

山「パンダどころかナマケモノだろ」

仁「同じようなもんじゃん」

私「JINはカラダの大きな赤ちゃんだね」

山「みろ。太ってるから色気も感じてもらえないじゃないか」

私「太ってても可愛いよ」

山「30歳近いパンダでも可愛いって言ってもらえるんだな」

私「パンダに歳は関係ないよね」

山「太ってても歳くってても可愛がってもらえていいな」



私「P王子様」

山「ん?」

私「うち、赤ちゃん生まれたんです」

山「ええっ」

私「男の子です」

山「君んち、お姉さんいたっけ?」

私「いえ、産んだのはお母さんです」

山「ええ〜っ」

私「3人目です」

山「えーっと。君んちは確か、君と小学生の弟とお母さんの3人暮らしだったよね」

私「はい」

山「どうして赤ん坊が?」

私「P王子様の子です」

山「ええええ〜っ」

私「目なんか大きくてパッチリした二重で、P王子様にそっくりですよ」

山「そんなバカな」

仁「おまえ夜這いでもかけたの?」

山「オレは国民に手は出さない主義だ」

仁「誰ともつきあえねーじゃん」

山「そのとおりだよ」

仁「エロ本も発禁にされ、国の女の誰ともつきあえねーなんて、かわいそうなヤツ」

山「女に拝まれてるオレのほうが出家してるようなもんだ」

仁「王子は聖職なんだもんな」

山「生まれた時から坊さんみたいな人生だよ」

仁「なんでおまえのコが生まれたんだよ」

山「まったく覚えがない」

私「想像妊娠て思いこみの激しい人がなる病気かと思ってましたけど、本当に生まれるんですね」

山「想像妊娠?」

私「P王子様の赤ちゃんが授かりますようにって毎日祈ってたら、本当にできたんです」

山「オレの子どもができるように妄想し続けたのか」

私「強い願いは叶うって本当なんですね」

仁「想像妊娠でも本当に腹がふくらむらしいぜ」

山「腹はふくらんでも本当には生まれないだろう」

仁「オレもそれは知らなかった」

山「オレだってそんな話は聞いたことがない」

仁「てか本当におまえの子なの?」

私「誰が見てもP王子様の子ですよ」

山「そんなにオレに似てるのか」

私「P王子様が父親でなければ、あんなに目の大きな可愛い子は生まれないと思います」

仁「美男子の遺伝子か」

山「いったいどうなってるんだ」

仁「コウノトリが運んできたんじゃね?」

山「信じられない」

仁「認知してやれよ」

山「なんの覚えもないのに」

仁「おまえ、この国の王子だろ」

山「認知してほしければいくらでもするけど」

仁「この国、一夫多妻制なの?」

山「いや、いちおう一夫一婦制だ」

仁「男がいないんじゃ、結婚制度も崩壊してるよな」

山「オレの国の子なんだからオレの子でいいんだけどさ」

仁「テキトーなヤツ」

山「王子には国民の幸せを守る義務があるんだ」

仁「父親がいなければおまえがなるだけの話か」

山「戸籍なんて、いちおうあるぐらいのものなんだ」



私「今度、顔を見にいらしてくださいね」

私「とっても可愛いんですよ」

私「母も喜ぶと思います」

私「それじゃ、JINの散歩に行ってきまーす」



山「あっ、ああ。いっておいで」

私「私もJINみたいに可愛いパンダが産めるといいな」

仁「想像で産めんならパンダも産めるかもな」



山「……」

山「想像でオレの子が生まれるとは思えない」

山「でも顔はオレに似てるんだよな」

山「ってことは、オレに似てる男の子種という線も……」

山「ありうる」

山「10ヶ月前、この国にいた男といえば」

山「ひらめき

山「あんのじじいっ」

山「やっぱり手ぇ出してたんじゃねーか」

山「ふっざけやがって」



---*---*---*---*---



私は子どもの母親だ。

この事件の真相を知っているのは私だけ。

これからお話しすることは

誰も、ちらりとも考えない

意外な結末だろう。

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[妄想おとぎ話]王子様と私〜妄想障害
毎度お下品な下ネタでございます。

オトナ女子の皆さまは、一緒に想像してニヤニヤしていただければ(笑)。



“私”の家に泊まった奪取王国のTOMOYA様(32)。

今朝はお寝坊して、少し遅めのお目覚めです。



智「おはよう」

母「あ、おはようございます」

智「子どもたちは?」

母「お城の体操教室に行きました」

智「夏休みのラジオ体操か」

母「P王子様が教えてくださるんですよ」

智「そろそろ昼か」

母「もうすぐお昼です」

智「起こしてくれればいいのに」

母「よくお休みだったので」

智「よく寝たよ」

母「さ、朝ごはんにしましょう」

智「今朝は和食か」

母「ゆうべはお酒を召しあがったので」

智「酒飲んだ次の日の味噌汁はいいな」

母「おかわりしてくださいね」



智「よっと……」

母「あ……」

智「え?」

母「(///_///)」

智「あ〜、わりい」

母「いえ、大丈夫です」

智「トランクスであぐらかいたら横から見えるよな」

母「浴衣もはだけてます」

智「今しまうからさ」

母「あ、大丈夫です。そのままで」

智「でも」

母「風通しよくしてないと」

智「風通しのほうが大事なのか」

母「とにかく風だけは通さないと」

智「なんでそんなに風にこだわってるんだろう」

母「風のことしか考えられなくて」

智「オレはよっぽどインキンになりそうに見えるのかな」

母「奪取の曲に、風を扱った歌詞が多いからじゃないでしょうか」

智「風になりたいとか、風に抱かれるとか」

母「TOMOYAさんには風が似合います」

智「オレの下半身には風が似合うのか」

母「どうぞそのままで」

智「見たくなければ見なくていいからさ」

母「はい」

智「そんなことないですって言ってくれるかと思ったのに」

母「娘がいない時は、ラクなスタイルでくつろいでいただければ」

智「お嬢さんは目が腐るって言うか」

母「思ったことそのまま言っちゃうんですよね(笑)」

智「本気で目が腐ると思ってるんだ」

母「難しい年頃なので」



智「まあ、P王子だって家の中じゃあぐらか大股開きだろう」

母「うっ」

智「???」

母「息が……」

智「どうした?」

母「ゼイゼイ」

智「苦しいのか?」

母「ハアハア」

智「急にどうしたんだ」

母「P王子様のことを考えたら」

智「パンツであぐら?」

母「イヤ〜っ」

智「しっかりしろ、大丈夫か?」

母「考えたくないっ」

智「もしかして、これが妄想障害ってやつか?」

母「P王子様のお裸を想像しようとすると」

智「天からパアッと光が射して、肝心の部分が出てこないんだっけ」

母「ひどい時は呼吸困難も」

智「発作か」

母「さっきの妄想で」

智「王子のハミチンを想像しようとしてパニックになったのか」

母「ゼイゼイ」

智「なぜこんなことに……」

母「ハアハア」

智「どうしたらいいんだ」

母「フウフウ」

智「よし、楽しいことを考えよう」

母「ハアハア」



智「ほら、向こうから王子が歩いてきた」

智「暑いのに、白シャツ着こんで涼しげだぞ」

智「優しく微笑んで、手を振ってる」

智「そばを通るといいにおいがするんだろ?」



母「フワッと」



智「まわりはいいにおいに満ちている」

智「とても穏やかな気持ちだ」

智「呼吸はゆっくりと」

智「心臓は規則正しく脈打っている」

智「温かい空気に包まれて」

智「柔らかな光が射している」



母「フウ……」

智「おちついたか?」

母「はい……」

智「お茶飲みなさい」

母「はい」

智「とりあえず、発作はおさまったようだな」

母「すみません、取り乱して」

智「少し横になろう」

母「はい」

智「薬は?」



母「病院にも行ったんですけど」

母「私に出す薬はないって言われて」



智「特殊なケースだからかな」

母「パニックになるようなことは考えるなと言われました」

智「P王子の下半身を想像しなければ発作は起きないのか」

母「はい」

智「オレのは近くで見ても平気だったじゃないか」

母「想像どおりでしたから」

智「思ってたとおり?」

母「たいして美しいものじゃないだろうと、思ってました」

智「キンタマが美しいわけないだろう」

母「キラキラでもないし」

智「光ってるから金玉と呼ぶわけじゃない」

母「こんなもんだろうな、と思いました」

智「予想と現実が合ってたのか」

母「本人のイメージどおりというか」

智「オレは美しくもキラキラでもない下半身の持ち主に見えたんだ」

母「ギャップも驚きもありませんでした」

智「もしかして、P王子は美しくてキラキラだから、下半身もそうなんだろうと思いこんでるんじゃないか?」

母「え」

智「本人のイメージどおりに」

母「あ」

智「そりゃあ想像しても出てこないだろう」

母「無理に考えようとすると発作が」

智「考えるな。また具合が悪くなる」

母「はい」



智「自分の記憶にないイメージは取り出せないんだよ」

智「見たこともないようなものを想像しようとして」

智「混乱したんだ」



母「それで障害が」

智「人間の心とカラダは繋がってるんだよ」

母「……」



智「オレもあいつも大差ないはずだ」

智「人体の構造は同じなんだから」

智「フランクフルトと皮なしミニウインナーぐらいの違いだと思ってりゃいい」



母「誰が皮なしミニウインナーなんですか?」

智「あくまでも相対的な比較だ」

母「はあ汗



智「一度見せてもらえ」

智「歪んだ理想が崩壊して」

智「キラキラ王子様もこんなもんなんだ、と思えるようになるさ」



母「そんなこと言えません」

智「王子が不自然だと、国民によけいなストレスがかかるな」

母「大チュキなのに」

智「大チュキすぎて、どうにもならないんだっけ」

母「P王子様は、お若くてお美しい方です」

智「オレはおっさんで下半身も美しくない」

母「そんなことないです」

智「さっき自分で言ったんじゃないか」

母「短パンはかせたら世界一の美脚男子ですよ」

智「脚はきれいなのか」

母「顔よりきれいかもしれません」

智「ヒゲともみあげのほうが毛深くて剛毛なんだ」

母「ヒゲ、剃らないでくださいね」

智「なんで?」

母「本当はカッコイイんだって、みんなにわかっちゃうから」

智「わざと小汚くしておけって?」



母「TOMOYAさん」

智「なんだ」

母「今夜は、天ぷらにします」

智「天ぷらか」



母「ナスとかサツマイモとか」

母「エビやイカも」

母「たくさん揚げるので……」



智「泊まってってほしいの?」

母「……はい」

智「美男子はひとりじめできないんじゃなかったのか?」

母「黙ってます」

智「P王子にバレたら?」

母「バレないようにします」

智「好きな男を裏切る気か?」

母「神に背く日が来るとは思いませんでした」

智「反逆だぞ」



母「P王子様には、毎日拝んで許しを請います」

母「これまでと同じように」

母「崇高な愛を捧げて」

母「生きていきます」



続く



(この話はフィクションでございます。なお、王子様にはモデルが存在します)


王子様を拝んで生きてきたお母さんにも春の予感が(*^_^*)
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るんるん私と野獣編の第1話:奪取王国のTOMOYA様

るんるん目次はコチラメモ
[妄想おとぎ話]王子様と私〜男しかかからない難病
女性が笑える程度の下ネタです。

TOMOYA-JIN-P。

難病のインキンタ虫になりそうな順に、登場人物の名前を並べてみました。

私と野獣編の第1話はコチラ



週1で開いている朝礼と体操教室を終えたP王子様。

ペットのJINとお城で休んでいます。



山「あ〜、あっちぃ〜」

仁「王子様がパンツ1枚で大股開きかよ」

山「今は休憩時間だ」

仁「昼休みか」

山「オレは朝から白シャツ着て朝礼やってんだよ」

仁「朝礼はおまえの仕事なのか?」

山「王子は職業だ」

仁「聖職なんだっけ」

山「オレにとって、朝礼はステージと同じだ」

仁「観客に見られてるからか」

山「ラジオ体操でフリなんか間違えたら、すぐに突っこまれる」

仁「体操の王子様だもんな」

山「国民との親睦を兼ねて、週に1回、城の庭で体操教室を開いてるんだ」

仁「王子様と一緒♪」

山「最初は白シャツでスピーチして」

仁「朝礼の衣装は白シャツ」

山「それからTシャツに着替えて体操だ」

仁「最初からTシャツ着てりゃいいじゃん」

山「うちの国民はシャツスタイルが好きなんだよ」

仁「女の期待に応えてたんだ」

山「季節に合わせてベストやジャケットをたしてる」

仁「ファッションモデルだな」

山「家の中ぐらいラクなカッコしてたい」

仁「そのパンツ、でかいんじゃね?」

山「LLサイズのボクサーショーツだ」

仁「おまえの体型ならSかMだろう」

山「あんまりピッチリしてると風が通らない」

仁「トランクスにすれば?」

山「それはダメだ」

仁「なんで?」

山「オレは黒のボクサーショーツってイメージがついてる」

仁「人に見せるわけじゃないんだから、下着なんかなんだっていいじゃん」

山「オレの洗濯物の中に、白いブリーフやヒョウ柄のビキニが干してあったらどう思う?」

仁「ええっ、王子様こんなのはくんだ」

山「絶対イヤ〜っとか言い出す国民も出てくる」

仁「個性の強い下着は好みが分かれるからな」

山「黒系のボクサーショーツが1番無難なんだ」

仁「それで大きめのヤツを用意してるのか」

山「悪い虫でもついたら大変だろ」



仁「……それってもしかしてインキンタ虫?」

山「サナダ虫は簡単にはつかない」

仁「おまえたまにはおもしろいこと言うんだな」

山「オレの口からその病名を聞きたくない国民もいるかもしれない」

仁「おまえの口からインキンなんて単語が飛び出したら、自分の耳を疑うよ」

山「その病気にだけはなれないんだ」

仁「インキンや水虫の治療薬ぐらい、この国にもあるだろう」

山「オレがその薬を買いにいったらどう思われる?」

仁「ええーっ、王子様インキンなの?」

山「イヤ〜っとか言い出す国民も出てくることが予想される」

仁「十分予想されるな」

山「国民がパニックに陥らないように、普段から予防に努めてるんだ」

仁「それで大股開きで扇風機あててるのか」

山「予防には送風が有効なんだ」

仁「パンツ一丁の王子様が、扇風機の前で大股開き」

山「普通のヤツならなんでもないことでも、オレがやればポーズだけで見出しが立つ」

仁「イタいヤツ」

山「見えないところで涙ぐましい努力をしてるんだ」



仁「インキンぐらい誰でもなるだろ」

山「うちの国ではめったに発生しない難病なんだ」

仁「なんでインキンが難病なんだよ」

山「国民のほとんどが女だからな」

仁「女がインキンになるわけないだろ」

山「だからめったに発生しない難病なんだよ」

仁「女を抜いて計算しろよ」

山「もしオレがその病にかかったら、おまえが代わりになったことにしてくれ」

仁「オレにインキンの罪を着せる気かよ」

山「王子の身代わりになるのは従者のつとめだ」

仁「オレがインキンになったことにして、病院や薬局に薬もらいに行くんだ」

山「おまえなら、インキンぐらいなるかもな、と思ってもらえる」

仁「オレが思ってもらえるならおまえだって」

山「思ってもらえるわけないだろっ」

仁「王子様だもんな」

山「インキンもキンタマも、オレのイメージに合わないんだ」

仁「言っちゃってるし」



山「いいよな、おまえは気楽で」

仁「王子様よりペットのほうがラクかもな」

山「全然ラクだよ」

仁「散歩の時に走らされてるけど」

山「オレだって毎日腹筋300回やってるよ」

仁「オレはおまえみたいに国民から尊敬も崇拝もされてないし」

山「おまえには子どももタメグチだもんな」

仁「頭なでられたり顔ひっぱられたりされるよ」

山「可愛がられてんだな」

仁「姿かたちは人間でも、みんなパンダだと思って接してる」

山「代わってほしいぐらいだ」

仁「オレこの国で王子になんかなりたくない」

山「おまえは種馬になるためにうちの国に来たんだろう」

仁「このままペットでもいいや」

山「ラクな人生なんか選べないぞ」

仁「選べる立場じゃなかったんだっけ」

山「高い金払って買ったんだから、国益になることをしろよ」

仁「種馬になったらインキンにもなれないな」

山「普段から風通しよくしとけよ」

仁「ペットにはインキンになる自由もないのか」

山「オレにもないよ」



---*---*---*---*---



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[妄想おとぎ話]王子様と私〜残念な男たち
第2部は、腐女子も好きなオヤジもの。

この人は元美少年(で今はおっさん)なんだと思うと、遠慮なくいけて書きやすい!

TOMOYA様編の第1話はコチラ



P王国の村娘の“私”(18)。

お母さんと弟の3人で暮らしています。



私「じゃあ、いってきまーす」

母「あ、待って。お城に寄るんでしょ?」

私「うん。お城のお花にお水あげてから学校行く」

母「これJINに持ってってあげて」

私「おいなりさん?」

母「たくさん作ったから差し入れ」

私「JINはダイエット中だから、勝手に食べ物を差し入れちゃいけないんだよ」

母「たまにはいいじゃない」

私「ダメダメ。P王子様にJINを太らせないようにって言われてるもん」

母「そお。それじゃしかたないわね」

私「せっかく痩せてきたんだから」

母「それじゃあTOMOYAさんのところに届けて」

私「TOMOYAさん?」

母「森の洞窟にいると思うから」

私「洞窟に寝泊りするなんて……」

母「サバイバルな生き方をしている方なのよ」

私「自分で渡せば?」

母「あんたから貰ったほうが嬉しいわよ」

私「そんなことないんじゃない?」

母「10個じゃたりないだろうから、後で追加を届けるわ」

私「うーん、わかった。TOMOYAさんに届けとく」

母「よろしくね」

私「はーい」



---*---*---*---*---



私「TOMOYAさん」

智「おう」

私「おはようございます」

智「おはよう」

私「これ、母が渡してくれって」

智「何これ?」

私「おいなりさんです」

智「うまそうだな」

私「母が朝からはりきって作ってました」

智「食っていいの?」

私「どうぞ」

智「サンキュー」

私「あの……」

智「なんだよ」

私「言いにくいんですけど」

智「何か言いたいことがあんだ」

私「臭いのでお風呂入ってください」

智「臭いかな?」

私「すっごく臭いです」

智「2、3日入ってないだけなんだけど」

私「ペットのJINでさえ、毎日お風呂入ってるんですよ」

智「マメなパンダだな」

私「うちの国では、毎日お風呂入らない人はいません」

智「みんな清潔そうだもんな」

私「いくら顔立ちがよくたって、不潔な人は嫌われます」

智「オレはパンダ以下か」

私「臭い美男子より、清潔なパンダのほうがずっと上です」

智「風呂屋はどこにあんの?」

私「銭湯は、入れ墨、タトゥー、汚い人は入店お断りですよ」

智「なんのための風呂屋なんだ」

私「うちのお風呂を使ってください」

智「のぞくつもりだろ」

私「おっさんの裸なんか見たくありませんっ」

智「はーっはっはっはっ」

私「誰が見るかよ



智「今度さ、うちのリーダーを連れてくるよ」

私「バンドのリーダーですか?」

智「40だけど、痩せてるしひげもないし、着てるものもおしゃれだからオレよりは好きだと思うよ」

私「その人はビジュアル系なんですか?」

智「うちのバンドで唯一のビジュアル系かもしれないな」

私「40歳でもビジュアル系って言うんですね」

智「おもしろいおっさんだから、気に入るんじゃないか?」

私「私は40のおっさんに興味ないんですけど」

智「それもそうか」

私「母は好きかもしれません」

智「お母さんの好みのタイプかな」

私「母にとってもっとも大事なのは、見た目ではないのです」

智「人間、中身だよな」

私「位置です」

智「位置?」



私「母は、グループのリーダーとか」

私「立ち位置がセンターとか」

私「集団の中心的人物にしか関心がないんです」

私「たとえばP王子様のバックダンサーに美男子がいても」

私「P王子様しか見てません」



智「P王子ひと筋なんだろう」



私「P王子様しか見てないんじゃなくて」

私「バックには目がいかないんですよね」

私「バックダンサーはグループの中心的な位置づけにないので」

私「視界に入らないんです」



智「その他大勢は景色と同化か」



私「もっと重要なのは」

私「当然注目される立場にありながら」

私「その人が残念な結果を残していることです」



智「残念?」



私「いい線いってるのに」

私「CD出しても売れないとか」

私「数字に繋がらないとか」

私「残念な人にとても弱いのです」



智「オレたちのバンドも売り上げが伸び悩みなんだ」



私「好きになってくれって言ってるようなものですね」

私「顔立ちや音楽がけっこういいのに」

私「売り上げもビジュアルもパッとしないなんて」

私「残念以外の何者でもありません」



智「残念なリーダーやセンターが好きなのか」

私「このような志向を持つ者を、“残念担”と呼んでいます」

智「残念な人の担当になりたがる女か」

私「みんなが好き好き言ってる国際的スターも、母の担当枠からははずれてるんですよね」

智「みんなが好きな売れてるヤツらは残念じゃないからな」

私「P王子様も、ある意味残念なところがありますからね」

智「あのきれいなヤツのどこが残念なの?」

私「ビジュアルもダンスも非の打ちどころがないのに、歌だけがちょっと……」

智「歌はヘタなのか」

私「歌手とは言いにくい歌唱力ですね」

智「だからあいつ、自分はダンサーだってオレに言ったのか」

私「ボーカルやってる人に、自分も歌手だとは言えないですよ。私がP王子様の立場なら」

智「オレだってすごく歌がうまいわけじゃないぞ」

私「ソロになる前は、ダンスユニットを組んでたそうなんです」

智「それは知らなかった」

私「でもパッとしなかったみたいで」

智「CDの売り上げがパッとしなかったのか」

私「今は営利を目的としない音楽活動に専念されています」

智「売れないって言われるのが悔しかったのかな」

私「芸術はお金じゃないんだそうです」

智「芸術家は商業主義に否定的だからな」



私「それじゃ、学校あるんで」

智「高校生だもんな」

私「後で母が追加のお寿司を持ってくると思います」

智「しっかり勉強してこい」



---*---*---*---*---



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[妄想おとぎ話]王子様と私〜たった一夜だけ
今回は“私”(18)のお母さんが登場します。

奪取王国のTOMOYA様(32)と、何かが起こる……かも!?

TOMOYA様編の第1話はコチラ



勝運王国からやってきたパンダのJIN王子。

娯楽の少ないP王国で退屈しています。



仁「あー、ひまー」

山「ひまなら走ってこい」

仁「毎日散歩の時に走らされてるよ」

山「痩せないと種馬にできないから走って痩せろよ」

仁「AVなんてないよな」

山「あるわけないだろ」

仁「エロ本が発禁になるような国だもんな」

山「うちは民主制だ。女性の過半数が不快感を感じるものは、基本的にないと思ってくれ」

仁「国民のほとんどが女なんだもんな」

山「マンガなら図書館にあるぞ」

仁「えっ、マンガあんの?」

山「国民の描いたものがたくさんある」

仁「おまえの国、マンガ家がたくさんいるのか」

山「うちの国は文芸活動が盛んなんだ」

仁「文書いたり、絵を描いたり」

山「恋愛しようにも相手がいないんだ」

仁「それで妄想してるのか」

山「創作は恋愛の代償行為だ」

仁「チューしたかったらマンガにしろと」

山「モデルはだいたいオレだ」

仁「おまえと自分の恋愛妄想か」

山「妄想ぐらい自由にさせてやれ」

仁「どんなこと描いてんの?」

山「少女マンガだよ」

仁「あー、あの嘘八百マンガな」

山「女が自分のしたいことをマンガにすると、幻想的な作風になるんだ」

仁「男のしたいことなんか無視だもんな」



山「ふたりで海に行って」

山「拾った貝がらをペンダントにして」

山「首にかけてくれたとか」

山「大事に想ってるよ」

山「そう言って彼は」

山「おでこにそっとキスしてくれたとか」

山「オレらにとっての不自然が、彼女たちの自然なんだ」



仁「オレおでこにチューなんてしたいとも思わないよ」

山「おでこにチュー。略して“デコチュー”だ」

仁「いきなりOPPAIにいきたいぐらいだ」

山「女性はキスが大好きだ」

仁「キスしたら最後までいくだろ」

山「キスだけでやめるのが美しいらしい」

仁「美しいってなんだよ」

山「美しくなければラブストーリーじゃないんだ」

仁「キスって前戯だろ?」

山「女性にとっては、キスはキスで、行為の前段階ではないんだ」

仁「キスだけで終わるマンガなんてつまんねーよ」

山「そうだよな」

仁「もっと激しいのはないの?」

山「あるよ」

仁「淫らな性描写か」

山「マンガ、小説、イラスト。清純なものから春画まで、表現活動はうちの国の主要な文化だ」

仁「AVやエロ本はないくせに」

山「文章と絵ならいいんだ」

仁「女性好みのものならいいんだろ」



山「新作ができると、オレのところに持ってくる」

仁「著者謹呈か」

山「ラブレターかファンレターを渡すような感覚だ」

仁「読んでくださいっ」

山「オレを想って描いたんだからな」

仁「もらってやらなきゃな」

山「ありがとうって受け取ってるよ」

仁「国民の欲望の対象でいるのは重荷だろ」



山「気持ちに応えてやれないんだ」

山「毎日腹筋300回やるぐらい、なんでもない」

山「彼女たちが妄想しやすいように、ビジュアルは落とさないよう努力してる」



仁「腹ぐらいしめておかないと、か」

山「もらったものは、全部まとめて図書館に置いてる」

仁「妄想全集だな」

山「背中に羽が描いてあったり、イラストも神秘的だぞ」

仁「羽はえてる人間なんているかよ」

山「タイトルは“私の太陽神”」

仁「ギリシャ神話かよっ」

山「アポロンだよ」

仁「神聖なものにされるのもキツイだろう」

山「妄想なんだ。聖獣にでも野獣にでもなるさ」

仁「“私と野獣”か」

山「“私と美男子”だよ」

仁「ファンタジーなんだ」



山「彼は強引に私の唇をふさぐと」

山「荒々しくベッドに押し倒し」

山「おもむろにスカートの中に手を入れてきました」

山「そして、ついにパンティーもはぎとられてしまいました」



仁「妄想体験集かよ」

山「初体験も妄想なんだ」

仁「おまえの口からパンティーなんて言葉を聞きたくなかった」

山「なんで?」

仁「似合わないから」

山「ならなんて言えばいいんだよ」

仁「普通に言えよ」

山「普通ってなんだよ」

仁「この国の女たちが使ってる言葉で言えばいんじゃね」

山「うちの国では、下着のことを“おパンチュ”と言っている」

仁「パンティーも似合わないけど、おパンチュも似合わねーな」

山「もしかしたら、話のモデルはオレじゃないのかも」

仁「無理やりパンティーはぎとってるイメージと重ならないな」



山「相手はひげヅラの山賊みたいな男だったり」

山「背の低いサルみたいなヤツだったり」



仁「ひげとサルはおまえじゃないだろ」

山「野獣は美男子じゃなかったのか」



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[妄想おとぎ話]王子様と私〜不自然な王子様
P王国にやってきた奪取王国のTOMOYA様(32)。

顔の似ている者同士、早くもP王子様と対立しています。

前回のお話はコチラ



P王国の村娘の“私”(18)。

みんなで飼っているパンダの散歩に、P王子様のお城にやって来ました。



私「王子様、おはようございます」

山「おはよう」

私「けさもいいお天気ですね」

山「そうだね」

私「きょうはJINのお散歩係、私がお当番なんです」

山「うん。歩かせないと太るから、いっぱい歩かせてくれる?」

私「はい。JIN〜、お散歩行くよ〜」

仁「あー、ねみー」

私「また夜ふかししてたんでしょ」

仁「うーん、まあ」

私「早く寝ないと、朝起きられないよ」

仁「きょう散歩やめない?」

私「ダメだよ、JINはすぐ太るんだから」

山「痩せないと種馬にできない」

仁「なんで痩せないとダメなのかな」

山「誰だって太ってるヤツとは寝たくないだろ」

仁「そんなことないだろ」

山「オレが女なら、腹たるんでるパンダとなんか寝たくねーよ」

仁「本当にこの国は、太ってる美形に厳しいよな」

山「ちんたら歩ってもカロリー消費しないから走れよ」

仁「朝からジョギングするような趣味はないのに」

私「JIN、ボール持って河原に行こう」

仁「えーっ、またボール拾いやんのかよ」

山「いいじゃないか、犬と一緒にやれ」

私「王子様、ワンちゃんも一緒に連れていってもいいですか?」

山「うん、ペットのヒメちゃんもお散歩させてやって」

私「はい」



山「あ、そうだ」

私「?」

山「きのうは、イヤな思いさせて悪かったね」

私「なんのことですか?」

山「TOMOYAさんの案内係なんかやらせて」

私「あ〜、そのことですか」

山「失礼なこと言われたんじゃない?」

私「はいっ、サイテーでした(笑)」

山「やっぱり」

私「粗野ってああいう方のことを言うんですね」

山「悪い人じゃないんだよ」

私「はい」

山「もうこの国にくることはないと思うからさ」

私「TOMOYAさんなら、今うちで朝ごはん食べてますよ」

山「えっ」

私「ゆうべはうちに泊まったので」

山「なんで君んちに?」

私「泊めてくれって、うちにいらしたんです」

山「自分の国に帰ったんじゃなかったのかよ」

私「きのう帰りに家まで送っていただいたので」

山「君んちを知ってたからか」



私「もうお母さん、はりきっちゃって」

私「朝からラーメンとカレーとチャーハンと餃子とプリン作ってますよ」



山「なんでプリン?」

私「デザートです」

山「あの人プリン食うのかな」

私「お好きみたいです」

山「面倒かけちゃってゴメンね」

私「とんでもありません」

山「まさか君んちに泊まってたなんて」

私「いびきがうるさくて、けさは私も寝不足です(笑)」

山「ガーガーうるさかったか」

私「変なにおいするし」

山「加齢臭かな」

私「いまだかつてかいだことのないようなにおいです」

山「男臭いから、いるだけで迷惑かけてるな」

私「家の中でオナラされました」

山「いろいろ迷惑かけちゃったね」

私「しばらくうちに泊まっていくそうです」

山「ええっ」



私「ゆうべはギター弾いて歌ってくれたんですよ」

私「私の知らない歌だったんですけど」

私「お母さんは聴いたことあるらしくて」

私「感動して泣いてました」



山「どんな歌だった?」

私「えーっと、なんか曲の途中でつぶやくんです」

山「なんて?」

私「あわなきす」

山「あわなきす?」

私「はいっ、確かそう言ってました」

山「なんの泡だろう」

仁「もしかして“I wanna kiss”じゃね?」

山「I wanna kiss」

仁「あわなきす」

私「あっ、そんな言い方でした」

山「キスしたい、か」

仁「それで感動して泣いてんのかよ」

山「きっと伏し目がちに視線はずしてみせたりしたんだよ」

仁「目線はつけないのか」

山「あえてはずすのもテクなんだ」

仁「基本を踏襲したうえでの高等技術だな」

山「音楽やってるやつは、客を感動させる演出を心得てるからな」



私「お母さん嬉しかったみたいで」

私「P王子様が人間になって地上に降りてきてくれた」

私「って泣いてました」



仁「おまえとTOMOYAさん、顔が似てるからな」

山「あんのじじいっ!」

仁「Pやめろ、国民の前だぞ」

私「???」

山「もう君んちには行かないように、TOMOYAさんにはオレからよく言っておくから」

私「うちは全然かまいませんよ」

山「そういうわけにはいかない」

私「お母さん喜んでるし」

山「とりあえず、JINと朝の散歩に行っておいで」

私「はいっ。行こっ、JIN」

仁「あー、たりー」

私「JIN、走るよっ」

仁「走りたくねー」



山「……根性なしめ」

山「あんなんで種馬がやれんのかね」

山「きっと今まで、かわいいコと自分のしたい時にしかしてきてねーだろうな」

山「同じ馬なら亀のほうがまだ……」

山「あいつなら、自分のメンツのために根性ふりしぼってやりきるだろうし」



智「根性なんて言ってるようじゃ、そいつも種馬には向いてないな」

山「誰かいるのか?」

智「よお」

山「てめー、まだいたのかよ」

智「ここ、いい国だな、メシもうまいし」

山「女の家に勝手に入りこみやがって」

智「おまえの国、女ばっかだろ」

山「泊めてもらったうえに朝メシまで」

智「朝からごちそうだったよ」

山「まさか人の国の女に手ぇ出したりしてないだろうな」

智「自分の女みたいに言うなよ」

山「オレの国の女なんだから、自分の女にきまってんだろ」

智「なんて所有欲の強い王子なんだ」

山「うちの国民は、みんなオレを慕ってここに移住してきたんだ」

智「みんなおまえのことが好きなんだっけ」

山「人の国で勝手なことすんなよ」

智「おかしなことにはなってないよ」

山「あたりまえだ」

智「誘ったんだけど」

山「口説いたのかよっ」

智「まあね」

山「どっちを?」

智「お母さんのほう」

山「このヤロ〜」

智「でも断られた」

山「当然だろう」

智「いいです、大丈夫ですって」

山「悪いですから、みたいな?」

智「ホント変わった国だよな」

山「異常な国のヤツらとは違うんだよ」

智「おまえ自分を基準にものごとを考えるなよ」

山「人間、持ち慣れない金を持つと、どっかおかしくなるんだな」

智「オレの国は、好景気を経験してるからな」

山「金払って女と遊ぶとか頭おかしいんじゃねーの」

智「女と遊ぶ時は金払わないと」

山「なんでだよ」

智「タダでいやらしいこと言ったらセクハラだからな」

山「金払えばいいのかよっ」

智「キャバクラやランパブにはバカになりに行くんだよ」

山「なんだそのキャバなんとかってのは」

智「キャバい女給が接客する飲食店だ」

山「テーブルサービス付きのレストランか」

智「ランパブは、女給が薄着なんだ」

山「夏服か」

智「レベル的には水着だな」



山「下ネタなんか、うちの国で絶対に言うなよな」

智「この国は、終日禁下ネタなの?」

山「下品なこと言うと嫌われんだよ」

智「サイテーって言われたよ(笑)」

山「だからサイテーでしたって言ってたのか」

智「たいしたことは言ってないんだけど」

山「うちの国民になに言ったんだよ」



智「胸毛とか生えてる?って聞くから」

智「腹にもケツにも生えてるって答えただけだよ」



山「なんで本当のことなんか言ってんだよっ」

智「正直に答えただけだろ」

山「びっくりするだろっ」

智「どうしてびっくりするのかな」

山「うちの国は男が少ないんだ」

智「そうだったな」

山「若い娘は、男は腹に毛なんか生えてないと思ってる」

智「なんで?」

山「未処理の写真は本に載せられない」

智「剃ってから写真撮ってんのか」

山「ヘアヌードは出版できないんだ」

智「腹の毛もヘアに入るんだ」

山「続いてるんだからな」

智「規制の厳しい国だな」

山「未処理の腹なんか、絶対に出さないでくれ」

智「腹の出ない長めのTシャツ着るよ」

山「腹の毛なんか出して道歩いたら公然わいせつだ」

智「ワキは出してもいいの?」

山「ノースリーブはOKだけど、節度を持って着用してくれ」

智「節度って何?」

山「女性が驚かない程度にみだしなみを整えてくれ」

智「短くカットしろって?」

山「不快感を与えないように気をつけてほしい」

智「自然のままでいると不快感を与えるのか」

山「うちの国の女性たちは、暑苦しい男に慣れてないんだ」

智「暑苦しい男はいないのか」

山「オレを参考にしてくれ」

智「おまえみたいに涼しい男に整えられてんだな」

山「眉も濃いと怖がられるから調整しろよ」

智「おまえの眉毛、なんで茶色なの?」

山「髪の色と合わせてるから」

智「本当の色は茶じゃないんだ」

山「地毛は黒だよ」

智「不自然な顔だな」

山「自然なままのほうがよっぽど不自然だ」



智「しばらくここにいることにしたよ」

山「帰れっつってんだよっ」

智「チケットはOne way」

山「なんだよそれ」

智「男はいつでも片道切符だ」

山「バイクで来てんだろっ」

智「今度セッションしようぜ」

山「オレは楽器はやらない」

智「オレがギター弾くよ」

山「おっさんギターうまいの?」

智「バンドではギター&ボーカルだ」

山「ふうん」

智「音楽に国境はない」

山「……コードぐらいは押さえられるように練習しとかないと」

智「教えてやろうか」

山「弾いてるように見えればいいんだよ」

智「なんで?」

山「歌うのと弾くのは同時にできない」

智「だからオレが弾いてやるって言ってんのに」

山「観客から見えない位置で弾いてくれ」

智「ギタリストはおまえの黒子なのか?」

山「弾き語りなんだからな」

智「自分が弾いてることにするのか」

山「楽器は小道具だからな」

智「ステッキ回すようにギターもぐるぐる回してみせたり?」

山「オレはダンサーだ」

智「ダンサーは演奏しないんだ」

山「オレの国では常識だ」

智「どこまでも不自然な国だな」



続く



(この話はフィクションでございます。なお、王子様にはモデルが存在します)



web拍手



るんるんこの話の第1話:思想犯

るんるん目次はコチラメモ

[妄想おとぎ話]王子様と私〜奪取王国のTOMOYA様
いろいろな国の王子様がP王国を訪れる妄想おとぎ話。

忘れた頃に続編をアップ!

これまでのお話はコチラからどーぞ。



P王国の村娘の“私”(18)。

お花のお世話をしに、P王子様のお城に来ました。



私「王子様、こんにちは」

山「いらっしゃい」

私「お花のお手入れに伺いました」

山「いつもありがとう」

私「暑いので、草木にも毎日お水をあげないと」

山「花もひからびちゃうよね」

私「うちの庭のアジサイが咲いたので、お持ちしました」

山「これはきれいだな」

私「お城の玄関に飾っておきますね」

山「うん、頼むね」

私「はい」

山「オレひとりじゃ花の世話なんかできないよ(笑)」

私「私たちがお手伝いします」

山「みんながやってくれるから、城はいつでも季節の花で彩られてる」

私「お花は心を豊かにしますよね」



智「きれいだな」

私「あ」

山「TOMOYAさん」

智「この花食えんの?」

山「食用じゃないんで、アジサイは食べられません」

私「お客様でしたか」

山「紹介するよ。奪取王国の王子のTOMOYAさんだ」

私「はじめまして。TOMOYA王子様」

智「王子はやめてよ。がらじゃないから」

山「奪取王国では5人の王子が国を治めてる」

智「みんな年とっちゃって、おっさんになっちゃったけどな」

私「王子様が王様になられたんですか」

智「王様ってがらでもないから、ただのおっさんだよ」

私「ご謙遜を(笑)」

智「TOMOYAでいいよ」

私「P王国へようこそ。TOMOYA様」



山「TOMOYAさんはバイクで世界中を旅してるんだ」

私「バイク?」

山「うちの国は、乗り物は馬車と船と自転車だけなもんで」

智「乗ったことないのか」

私「はい」

智「じゃ、乗せてやるよ」

私「え」

智「ヘルメットかぶって後ろに乗りな」

私「え、いいです。怖いです」

智「大丈夫だよ」

私「でも」

山「ちょうどいいから、案内がてら海まで乗せてもらったら?」

私「案内?」

山「せっかくいらしてくださったんだ。P王国を観光していってもらおう」

智「ついでに食いもん調達してくるか」

山「海では貝や海藻がとれますよ」

智「そんなもんじゃ腹の足しにならねーな」

山「山では山菜や果実が」

智「肉はないの?」

山「ニワトリや牛は飼ってるんですけどね」

智「トリ肉も牛肉もあるじゃないか」

山「卵と牛乳用なんです」

智「この国では肉は食わないのか」

山「ニワトリしめたり、牛をさばいたりできる人間がいないもんで」

智「生々しい仕事のできるヤツがいないのか」

山「すみません。うちの国は女性が多いものですから」

智「あとで山に入ってイノシシとってくるか」

山「狩猟用の銃もないんですよ」

智「イノシシぐらい素手で倒せるよ」

私「えっ、イノシシを素手で?」

智「イノシシの肉はうまいよ」

私「どうやってイノシシ食べるんですか?」

智「焼いたり煮たり」

私「ひぃ〜っ」

山「奪取王国では普通のことなんだよ」

私「文化の違いですね」

智「人間は食わないから安心してよ」

私「は、はあ汗



智「それじゃ、ひとっ走り行ってくるか」

山「海沿いの道から山に回ってください」

智「案内して」

私「あ、は、はい」

智「メットつけて」

私「ヘルメットをかぶるんですね」

智「自分でできる?」

私「やったことないので」

智「頭からかぶって、あごのところでベルトをしめるんだ」

私「すみません。やっていただいちゃって」

智「後ろに乗って」

私「乗り方がわかりません」

智「P王子、抱っこで乗せてやって」

山「はい」

私「すみません」

智「しっかりつかまってないと落とされるぞ」

私「どこにつかまればいいんですか?」

智「オレの腹だよ」

私「腹?」

山「TOMOYAさんのおなかに手を回して、しがみついてて」

私「……」

智「P王子、やってあげて」

山「はい」

私「すみません」

山「おなかにつかまっててね」



私「キャーッ」

智「なんだよ」

私「ぜい肉がっ」

智「おっさんだからな」

私「ぷよっと」

智「腹たるんでるぐらいで驚くなよ」

私「どうして王子様が太ってるんですか?」

智「王子様は痩せてるもんだと思いこんでるんだな」

山「TOMOYAさん、帰りは家まで送ってあげてもらえますか?」

智「了解!」

山「じゃ、案内をよろしくね」

私「は、はいっ」

智「行くぞっ」

私「キャーッ」

智「しっかりつかまってろよ」

私「キャーッ、キャーッ」

智「盛り上がってるぅ?」

私「キャーッ、キャーッ、キャーッ」

智「もっと叫べー」

私「怖い〜」

智「最後までよろしくぅ」

私「コンサートのMCみたい汗汗汗



智「気持ちいいだろ」

私「怖いですっ」

智「すぐに慣れるよ」

私「怖いよぅポロリ

智「風きって走ると気持ちいいぞ」

私「えーんえーんポロリ

智「泣いててもいいけど手は離すなよ」

私「王子様ぁ」

智「王子様は助けに来てくれないぞ」

私「もっとゆっくり走ってください」

智「チャリと船と馬車しか乗ってないから、スピードにも慣れてないんだな」

私「こんな速い乗り物に乗ったの、初めて」

智「ほら、海見えてきたよ」

私「えーんえーんポロリ

智「目、あけてごらん」

私「……あ……」

智「きれいだろ?」

私「……きれー」

智「海までツーリングだな」

私「ツーリング?」

智「単車のケツ乗りなんて、したことなかったんだもんな」

私「ケツ乗り?」

智「オレの国の言葉は通じないか」

私「私、難しいことはよく」



智「なにも難しいことじゃない」

智「カラダが気持ちいい」

智「そう感じられればいいんだ」



私「……」

智「気持ちいい?」

私「……はい」

智「OK!サンキュー」

私「英語だけど、なんとなくわかる。。。」



智「ついた。降りて」

私「降りれない」

智「ひとりじゃ乗り降りできないのか」

私「高いし」

智「しょうがないな」

私「……」

智「オレの肩に座れ」

私「ええっ」

智「肩抱っこ」

私「つぶれちゃいますよ、子どもじゃないんですから」

智「おっさんだからつぶれないよ」

私「でも」

智「両肩にイノシシ乗せて歩ったこともあるよ」

私「イノシシよりは軽いと思うんですけど」

智「ひとりじゃ乗り降りできないんだから仕方ないだろ」

私「……はい」

智「肩にケツ乗りしてみな」

私「ケツ乗り?」

智「ケツを乗っけりゃいいだけだ」

私「……はい」

智「よし」

私「よいしょっと」

智「おー、軽い軽い」

私「お手数おかけします」

智「このまま浜を歩くぞ」

私「ええ〜っ」

智「肩車だと思って乗ってろ」

私「ひぃ〜っ」

智「高いところから見渡せば気持ちいい」

私「えーんポロリ

智「ゆっくり歩くから」

私「落ちる〜」

智「落とさないよ」

私「どうしてこんな目に……」



智「君みたいなコは、オレみたいなおっさん嫌いだろ」

私「はいっ」

智「正直だな」

私「汚らしいし」

智「ひげヅラがイヤなのか」

私「そのひげともみあげは、敵の目を欺くために伸ばしてるんですか?」

智「剃ってないだけだよ」



私「ほかの人の目はごまかせても、私は騙されません」

私「そのお顔立ちは、王家の血をひく方」

私「正統派の美男子です」

私「ひげともみあげをとって、お痩せになれば」

私「P王子様とそっくり」



智「オレとP王子は似てるのか」

私「顔の系統が同じです」

智「正統派の」

私「P王子様を男にすると、TOMOYAさんになるんだと思います」

智「P王子も男だろ」

私「そんなにカッコイイのに、どうして太ってるんですか?」

智「若い頃は痩せてたよ」

私「中年太りですか?」

智「もういいだろ、おっさんなんだし」

私「弱虫」

智「はあっ?」

私「おっさんだからとか、年とってるからとか」

智「30代だしな」

私「逃げてますよね」

智「何から逃げてるの?」

私「美男子の宿命から」

智「美男子の宿命?」



私「勝運王国の亀王子様がおっしゃってました」

私「王子に生まれた者は、王子として生きるしかないんだと」

私「お若い亀王子様でさえ、ご自分の宿命を背負って」

私「逃げずに戦っておられるのに」



智「オレはもうさんざん戦ったから、これからは自分の好きなことやって生きていくんだ」

私「大嫌い、そういう人」

智「そういう人?」

私「美男子なのに、ひとりで魚釣ってたいとか、芸術家になりたいとか、顔関係ない仕事をしたがるような」

智「好きな仕事してんだから、いいんじゃないの?」

私「うちの国には、男の人があまりいません」

智「女性が多いんだったな」

私「その中で美男子なんて、ほんのひと握り」

智「数が少ないんだからな」

私「本物の美男子は希少なんです」

智「本物の美男子は希少価値があると」



私「勝運王国の亀王子様なんて」

私「本物の美男子でもないのに」

私「お化粧やファッションやダイエットで」

私「カッコよく見られることに命かけてるんですよ」



智「偉いの? それ」



私「P王子様やTOMOYA様に比べたら」

私「亀王子様なんて、まがい物同然」



智「美男子の海賊版?」

私「だから海賊のカッコしてるのかも」

智「コンプレックスが着るものに出てるのかな」

私「痩せさえすれば、ビジュアルはなんとかなる!」

智「何それ?」

私「勝運王国の古いことわざです」

智「もとの顔なんて、あんまり関係ないって意味か」

私「真理ですよね」

智「今度、亀王子のところにも寄って顔見とくよ」



私「私の母は泣いていました」

智「君のお母さんか」

私「母は、父と別れてP王国に移住してきたのです」

智「君らも一緒に来たんだな」



私「母はP王子様が好きなのです」

私「母だけでなく、この国の女性は、みんなP王子様を好きなのです」



智「あいつモテモテなんだな」

私「男性の数が少ないんです」

智「希少な美男子だしな」



私「P王子様を想って、お裸を想像しようとすると」

私「天からパアッと光が射して」

私「肝心の部分が出てこない」

私「考えてはいけませんと」

私「神に戒められてしまうのです」



智「……苦しい恋だな」

私「どんなに好きでも、どうにもならない」

智「どうしてそんなことになっちゃうのかな」
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ヤマピーのこと3


久しぶりに逢う(見る)山Pは

楽しい人になっていた。

NEWSのコンサートでも

MCではほとんどしゃべらず

聞き役に徹する

どころか

仲間の話を

聞いてんだか聞いてないんだか

よくわからないような

人まかせな態度の

王子様だった山P。

しゃべるのはオレの仕事じゃない。

とでも言いたげな

見守り隊。

後方から温かい目で

メンバーを見守り、

その姿をファンに見られながら

ステージに立っていた。



そんな彼が、

まるで滝沢くんのような

コケティッシュな2枚目に

なろうとしている。

ように見える。

芸人さんでもなく

大阪人でもない

つまらない美形男子が

自分のソロコンサートで

ファンを楽しませようと

がんばっていた。

とはいえ

おもしろいことなど

急に言えるようになるはずもなく。

気の利いたネタで

会場を爆笑させることはできない。

それでも

楽しませようとしてくれている

気持ちが伝わるので

なんとなく温かい空気を感じる。

常に温かいものを感じながら

コンサートが進行する。



山Pは、太っていた。

といっても

太っていることにかけては

私の足もとにも及ばないが(自虐)。

映画「あしたのジョー」で

ジョー役をやるために

過酷な減量を遂げ

超絶カッコよくなった山P。

その反動か

わざとなのかはわからない。

シャープなアゴ周りはもたつき、

こけた頬は

ふっくらと健康的に変わっている。

アイドルにしては

やや健康的すぎる。

超絶カッコイイ人が

ただのカッコイイ人に

なっている。



何を思ったのか

彼はパーマを強くあてすぎて

失敗しちゃったオバサンヘアーと

紙一重なヘアスタイルで現れた。

似合ってないよ。

ファンが見ても。

客観的に見ても。

ツアーパンフレットは

黒髪のストレートで

超絶カッコイイのに。

本物は

茶髪の失敗パーマ。

そのうえ

リバウンド体型(もとに戻っただけ……には見えない)。

最近、

仕事もプライベートも

美女とのツーショット続きで

テンションだだ下がりな

ファンの私たちに

劣等感を抱かせないように

わざとビジュアルを落としてくれたのかもしれない。

超絶カッコイイ人の担当でいるのは

疲れるのだ。

山Pのファンは

今、ヘトヘトだ。

調査したわけではないから

一部なのか

大部分なのかはわからない。

私も疲れたので

茶の間に戻りたい。

人間だから

ラクなほうにいきたい。

楽しい気持ちで応援できる人の

ファンでいたい。



すごいお金持ちでもないのに

節約して

作ったお金を

ジャニーズに貢ぐ。

そうまでして追っかけなきゃいけない理由など

あるのだろうか。

バカじゃないか。

やめろよ。

わかっているのだ。

みんな。

でもやめられない。

楽しくなくても

応援しなければと

がんばってしまう。

乗りかかった船だ。

今さら簡単に

降りられないのだ。



短く切りすぎた前髪を

ネチネチと気にしていた山Pが、

失敗パーマで

ファンの前に立ち、

楽しい人になって

苦手なはずのMCを

がんばっている。

質問コーナーでは

「ハグして」とねだる

子どもやオバ……お姉様の要求に応え

客席におりて

ギューしてあげていた。

山Pのファンでいると

いいことあるよと

言っていた。

ギューしてもらえたり

頭ポンポンしてもらえたりするのだ。

そりゃあいいことだよ。

山Pを応援してても

いいことなんか何もない。

気候が不安定だったり

心が不安定だったりすると

ネガティブな考えも浮かぶ。

でも

あの山Pが

変な髪型で(アジアでは流行っているのかもしれないけど)

楽しい人になって

コンサートをやっているのだ。



ソロコンでは

お裸もなく

物足りない人も

いるかもしれない。

私はむしろ

裸になんかならないほうが

いいと思う。

余計なこと言うなよと

言われても

あえて言おう。

裸がないから

温かいコンサートができたのではないか。

山Pの裸は

本当にスゴくて

きれいで

スゴすぎて

きれいすぎて

刺激が強いのだ。

震災のショックや

気持ちの弱っている時には

強烈すぎるのだ。



それに今

彼は太っている。

そんな時にわざわざ脱がなくても

また役作りのために

痩せて鍛えてから

ベストなコンディションで

スペシャルなお裸を

披露してもらえればと

私は思います。

太ってる太ってると

担当をおとしめるような

発言の連発。

本当にP担なのか?

ディスっているのではありません。

褒めてもいないけど。

少しビジュアルを落として

楽しい人になってくれた彼に

惚れ直した

ジャニヲタのバカ女の語りです。

今ヘトヘトの方も

山Pを応援していると

そのうちいいことあるかもしれないから。

もう少し

一緒にがんばりませんか。

ソロコンもやった。

アジアツアーもやった。

王子様は

アメリカでもやりたいそうだ。

ライブだけでなく

仁のように

映画にも出たいだろう。

仁が出られるんなら

山Pも出られるさ。

3Dで飛び出す山Pを

映画館で観ようじゃないか。

山Pは痩せるのが得意なのだ。

3日で3キロ落とせる人なんだから

映画が決まれば

また超絶カッコよくなって

全身からオーラをバンバン出して

傲慢なP担を鼻たーかだかに

させてくれるよ。

P担だから傲慢なのか。

傲慢な人間が山Pのファンになるのか。

卵が先かニワトリが先か。

どっちが先でもいいんだけどね。

将軍様や王子様が好きな人は

町人や商人にはいけないのだ。

私たちは

将軍様の配膳係をやろう。

おつかえしていれば

そのうちお着替えお手伝い係にもなれるかもしれない。

きっといいことあると信じて

疲れながら応援するよ。

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