ジャニヲタです!
ちょっぴりエッチな妄想ラブストーリーを連載中♪
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[妄想おとぎ話]王子様と私〜残念な男たち
第2部は、腐女子も好きなオヤジもの。

この人は元美少年(で今はおっさん)なんだと思うと、遠慮なくいけて書きやすい!

TOMOYA様編の第1話はコチラ



P王国の村娘の“私”(18)。

お母さんと弟の3人で暮らしています。



私「じゃあ、いってきまーす」

母「あ、待って。お城に寄るんでしょ?」

私「うん。お城のお花にお水あげてから学校行く」

母「これJINに持ってってあげて」

私「おいなりさん?」

母「たくさん作ったから差し入れ」

私「JINはダイエット中だから、勝手に食べ物を差し入れちゃいけないんだよ」

母「たまにはいいじゃない」

私「ダメダメ。P王子様にJINを太らせないようにって言われてるもん」

母「そお。それじゃしかたないわね」

私「せっかく痩せてきたんだから」

母「それじゃあTOMOYAさんのところに届けて」

私「TOMOYAさん?」

母「森の洞窟にいると思うから」

私「洞窟に寝泊りするなんて……」

母「サバイバルな生き方をしている方なのよ」

私「自分で渡せば?」

母「あんたから貰ったほうが嬉しいわよ」

私「そんなことないんじゃない?」

母「10個じゃたりないだろうから、後で追加を届けるわ」

私「うーん、わかった。TOMOYAさんに届けとく」

母「よろしくね」

私「はーい」



---*---*---*---*---



私「TOMOYAさん」

智「おう」

私「おはようございます」

智「おはよう」

私「これ、母が渡してくれって」

智「何これ?」

私「おいなりさんです」

智「うまそうだな」

私「母が朝からはりきって作ってました」

智「食っていいの?」

私「どうぞ」

智「サンキュー」

私「あの……」

智「なんだよ」

私「言いにくいんですけど」

智「何か言いたいことがあんだ」

私「臭いのでお風呂入ってください」

智「臭いかな?」

私「すっごく臭いです」

智「2、3日入ってないだけなんだけど」

私「ペットのJINでさえ、毎日お風呂入ってるんですよ」

智「マメなパンダだな」

私「うちの国では、毎日お風呂入らない人はいません」

智「みんな清潔そうだもんな」

私「いくら顔立ちがよくたって、不潔な人は嫌われます」

智「オレはパンダ以下か」

私「臭い美男子より、清潔なパンダのほうがずっと上です」

智「風呂屋はどこにあんの?」

私「銭湯は、入れ墨、タトゥー、汚い人は入店お断りですよ」

智「なんのための風呂屋なんだ」

私「うちのお風呂を使ってください」

智「のぞくつもりだろ」

私「おっさんの裸なんか見たくありませんっ」

智「はーっはっはっはっ」

私「誰が見るかよ



智「今度さ、うちのリーダーを連れてくるよ」

私「バンドのリーダーですか?」

智「40だけど、痩せてるしひげもないし、着てるものもおしゃれだからオレよりは好きだと思うよ」

私「その人はビジュアル系なんですか?」

智「うちのバンドで唯一のビジュアル系かもしれないな」

私「40歳でもビジュアル系って言うんですね」

智「おもしろいおっさんだから、気に入るんじゃないか?」

私「私は40のおっさんに興味ないんですけど」

智「それもそうか」

私「母は好きかもしれません」

智「お母さんの好みのタイプかな」

私「母にとってもっとも大事なのは、見た目ではないのです」

智「人間、中身だよな」

私「位置です」

智「位置?」



私「母は、グループのリーダーとか」

私「立ち位置がセンターとか」

私「集団の中心的人物にしか関心がないんです」

私「たとえばP王子様のバックダンサーに美男子がいても」

私「P王子様しか見てません」



智「P王子ひと筋なんだろう」



私「P王子様しか見てないんじゃなくて」

私「バックには目がいかないんですよね」

私「バックダンサーはグループの中心的な位置づけにないので」

私「視界に入らないんです」



智「その他大勢は景色と同化か」



私「もっと重要なのは」

私「当然注目される立場にありながら」

私「その人が残念な結果を残していることです」



智「残念?」



私「いい線いってるのに」

私「CD出しても売れないとか」

私「数字に繋がらないとか」

私「残念な人にとても弱いのです」



智「オレたちのバンドも売り上げが伸び悩みなんだ」



私「好きになってくれって言ってるようなものですね」

私「顔立ちや音楽がけっこういいのに」

私「売り上げもビジュアルもパッとしないなんて」

私「残念以外の何者でもありません」



智「残念なリーダーやセンターが好きなのか」

私「このような志向を持つ者を、“残念担”と呼んでいます」

智「残念な人の担当になりたがる女か」

私「みんなが好き好き言ってる国際的スターも、母の担当枠からははずれてるんですよね」

智「みんなが好きな売れてるヤツらは残念じゃないからな」

私「P王子様も、ある意味残念なところがありますからね」

智「あのきれいなヤツのどこが残念なの?」

私「ビジュアルもダンスも非の打ちどころがないのに、歌だけがちょっと……」

智「歌はヘタなのか」

私「歌手とは言いにくい歌唱力ですね」

智「だからあいつ、自分はダンサーだってオレに言ったのか」

私「ボーカルやってる人に、自分も歌手だとは言えないですよ。私がP王子様の立場なら」

智「オレだってすごく歌がうまいわけじゃないぞ」

私「ソロになる前は、ダンスユニットを組んでたそうなんです」

智「それは知らなかった」

私「でもパッとしなかったみたいで」

智「CDの売り上げがパッとしなかったのか」

私「今は営利を目的としない音楽活動に専念されています」

智「売れないって言われるのが悔しかったのかな」

私「芸術はお金じゃないんだそうです」

智「芸術家は商業主義に否定的だからな」



私「それじゃ、学校あるんで」

智「高校生だもんな」

私「後で母が追加のお寿司を持ってくると思います」

智「しっかり勉強してこい」



---*---*---*---*---



母「TOMOYAさん」

智「お」

母「こんにちは」

智「いなり寿司うまかったよ」

母「10個じゃたりないだろうと思って、追加をお持ちしました」

智「ずいぶんたくさん作ったな」

母「お城にも差し入れするつもりでしたから」

智「30個ぐらい食えるよ」

母「たくさん召し上がってください」

智「五目いなりなんて久しぶりに食ったな」

母「娘は学校に行ったでしょうか」

智「臭いから風呂入れって言われたよ(笑)」

母「あのコったら……」

智「臭い美男子はペット以下だそうだ」

母「今夜、ゆず湯にしますので、うちにいらしてください」

智「ゆず湯か」

母「いい香りですよ」

智「そのゆず食っていいの?」

母「もっとおいしいもの、冷やしておきます」

智「おいしいもの?」

母「シュワーッと泡の出る飲み物」

智「炭酸か」

母「ジュースよりお好きだと思いますよ」

智「……ビールか」



母「今年は枝豆がたくさんなったんです」

母「家族だけじゃ食べきれなくて」

母「いっぱい茹でますからご一緒に」



智「ビールに枝豆か」

母「ナスとしいたけとハマグリは焼き物にしますね」

智「断れない誘いだ(笑)」

母「たまにはよろしいんじゃないかと」

智「ビール腹になるぞ」

母「カロリーを気にされているのですか?」

智「ボーカルは太ってたらいけないんじゃなかったのか?」

母「は?」

智「自分で言ったんだろう」

母「私が?」

智「この間の晩」

母「夢でもご覧になったのでは?」

智「覚えてないのか?」

母「それぐらいの体格のほうが、安定感があっていいと思いますけど」

智「女性は細くてしまったカラダが好きだろう」

母「人によりますよ」

智「オレも昔は鍛えてたよ」

母「カッコよかったですもんね」

智「抱かれたい男を目指してた」

母「あははは」



智「いいところまではいったんだけどさ」

智「抱かれたい男No.1にはなれなかった」



母「……チェックのトランクス、お似合いでしたよ」

智「え」

母「テレビで観ました」

智「オレの出た番組か」

母「あんまりしっくりきてるので」

智「パンツ一丁が」

母「テレビにかじりついて、よく見ようともしませんでした」

智「よく見る気にもならなかったのか」

母「すごいですよね。短パン感覚でパンツはきこなせるなんて」

智「短パンも衣装でさんざん着たよ」

母「衣装はピタッとしたスパッツタイプでしたよね」

智「蒸れて大変だった」

母「TOMOYAさんは、風通しよくされていたほうがよい気がします」

智「インキンになるから?」

母「おかゆいようでしたら、お薬お持ちします」

智「オレは臭くてかゆそうなのか?」

母「手の届かないところはお手伝いしますので」

智「いや、そんなことまでしてもらっては」

母「背中とかは、ご自分では塗れないでしょう」

智「インキンの話じゃなかったのか」

母「このあたりは木が多いので、虫に刺されるんですよね」

智「この国の王子も、風通し悪そうなカッコしてるよな」

母「P王子様のことなら心配いりませんよ」

智「涼しげな男はインキンにならないとでも思ってるのか」

母「心配してはいけないんです」

智「なんで?」

母「王子様は、腹筋を鍛えておいでです」

智「それと何か関係が?」

母「心配していいのは腹筋までなのです」

智「へ?」

母「腹筋が硬いんですから、ほかはどこも硬くなくてよいのです」

智「王子が不自然だから、国民の思想も不自然に歪んでるな」



母「短パンはいて歌ってたTOMOYA様が、30代になるなんて」

智「美少年なんて夏の花火みたいなもんだ」

母「夜空にパッと上がって」

智「きれいだな、と思ったら終わってる」

母「つかの間の夢ですね」

智「人の夢と書いて儚いと読むんだ」

母「いい夢を見させていただきました」

智「天使も人間に変わるさ」

母「私のイメージでは、狂犬→虎→熊です」

智「野獣だな」

母「5年刻みで別の動物に変化されています」

智「虎ぐらいまでは痩せてたかな」

母「痩せても太ってもワイルド系ですよ」

智「オレはビジュアル系じゃなかったのか」



母「奪取のリーダーも、そろそろ40歳ぐらいになられるんでしたっけ」

智「リーダーは40になったよ」

母「楽しい方でしたよね」

智「あいかわらず酒と女とエロ話が好きだよ」



母「自他共に認める酒好き女好きのエロギタリストなのに」

母「ご自分の下半身を少しも想像させないなんて」

母「すごい方ですよね(笑)」



智「想像してやれよ」

母「本当の意味での爽やかって、リーダーのような方を言うんでしょうね」

智「エロいこと言ってもウケてるからな」

母「かと思えば、ロマンチックな詞も書くし」

智「下品とロマンが共存してるんだ」

母「私、リーダーの作った歌、好きですよ」

智「ああいう人、好きなの?」

母「足も長くてけっこうカッコイイのに、残念な感じが」

智「本当に残念なリーダーに弱いんだな」

母「TOMOYAさんは、昔のほうが足長く見えました」

智「じゃ縮んだのかな」

母「残念です」

智「オレも残念なセンターのボーカルか」



母「今夜、おいしいものご用意してお待ちしてますね」

智「ビールと枝豆とハマグリだっけ」

母「それじゃ、また後で」



智「……」

智「風呂入って」

智「酒飲んで」

智「ハマグリ食ってくれって」

智「これってやっぱり」

智「誘ってるんだよな」

智「不自然な誘い方だな」

智「はーっはっはっはっ」



続く



(この話はフィクションでございます。なお、王子様にはモデルが存在します)


この人も勘違い大王なのね(#^.^#)
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るんるんこのシリーズの第1話:思想犯

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